【ポケモン剣盾 pjcs2021 wcs2022】ダブルバトル 構築&Pokepaste集

このページは筆者がポケモン剣盾の主要な公式大会で使った構築のチーム、努力値配分を記録しています。
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構築集(剣盾)

ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021予選 予選抜け 88位】

https://pokepast.es/a543fa24e3674eb8

ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021本選 45位】

https://pokepast.es/cf132fab3688d70b

【Pokemon World Championships2022 Day1 6-1 Top27】

https://pokepast.es/6428a2ed36df6096

【PJCS2021 予選 最終88位】恐嚇ザシアン

 


 初めまして、自称ダブル勢の椿です。PJCS予選2021に参加した皆様、結果はいかがでしたでしょうか?今回、私はようやく納得できるパーティーが完成し、予選も18勝1敗と余裕をもって突破することができました。

 

 この結果に慢心せず、今後さらに強力なパーティーを作るため、今回使った自分のパーティーを客観的に見ていただきたいと思い、構築記事を書くことを決意しました。

 

 初めて書くので、至らない点もございますが最後まで見ていただけたなら幸いです。

 

  • 構築経緯

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     PJCS予選のルールでは禁止級伝説をパーティーに1体入れることが出来るというルールであり、このルールに適している禁止級伝説枠を考えた結果、あらゆる相手に選出することが出来るポケモンが最適だという結論に至った。その結果、メインウェポンの威力が高く火力、耐久共に申し分ないザシアンとカイオーガが候補に挙がった。しかしカイオーガを軸にした構築は予選直前のランクマッチで勝率が伸び悩んだため、最終的にはザシアンを軸にしたパーティーに絞ることにした。

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     ザシアンとの取り巻きのサポート枠を考察した結果、こわいかおのS操作やかいでんぱなどで相手の特殊アタッカーの妨害を行うことが出来、相性補完も優れた化身ボルトロスを採用。

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     上記の2体との相性補完に優れ、いかくで相手の物理アタッカーの妨害をおこなうことが出来、ねこだましで相手ポケモンの足止めを行うことができる枠が欲しいと考え、ガオガエンを採用。

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      ザシアンとは別のメインアタッカーを考察した結果、ダイジェットを高火力で使うことが出来、相手ポケモンの全抜きが狙える電気耐性のあるアタッカーが欲しいと考え、霊獣ランドロスを採用。

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      上記4体では水技に弱い、アタッカーが物理に偏っている、状態異常の対策が薄いという点が気になったので、水耐性があり、状態異常対策が出来る特殊アタッカーが欲しいと考え、カプ・レヒレを採用。

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     最後の1枠はレジエレキやモロバレルなども候補に挙がったが、上記5体では黒馬バドレックスがガオガエン1体だけでは心もとない点、サポート枠がボルトロス1体だけでは心もとない点が特に気になったので、黒馬バドレックスのメインウェポンに耐性があり、黒馬バドレックスに有効打を与えられるサポート枠が欲しいと考え、オーロンゲを採用。

     以上の6体でパーティーが完成した。

  • 個別解説

  • ザシアン

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    性格:いじっぱり
    特性:ふとうのけん
    持ち物:くちたけん
    努力値:H188 A116 S204
    実数値:191-225-135-×-135-194
    技:きょじゅうざん、インファイト、みがわり、まもる

    H:16n-1、6n-1、ひかえめC252振りのフシギバナの珠ダイアース(威力130)耐え
    A:特性発動+にらみつける1回で無補正B4振り化身ボルトロスをきょじゅうざんで確1
    S:ダイジェット1回で晴れ下の最速ようりょくそフシギバナ抜き

     禁止伝説枠。火力、耐久、素早さにバランスよく振ることを意識した。

     メインウェポンのきょじゅうざん、トリルターンを枯らすのを楽にするみがわり、まもるは確定。
    インファイトの枠はせいなるつるぎと迷ったが、せいなるつるぎはにらみつけるのB下降が反映されないため、インファイトを採用した。
     
     インファイトは特性発動+にらみつける1回で無補正H252振りカイオーガを確1に出来る。それによって、
    やや苦手なカイオーガ相手にも強気で選出できるようになった。

     
    予選の直前、晴れザシアンがメジャーになり、そのパーティーに採用されている実数値S185のザシアンとそれ意識で抜き調整や抜き抜き調整をしたザシアンとフシギバナが予選では流行すると判断し、HとSはそれらを意識した調整を行った。

  • ボルトロス(化身)

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    性格:ずぶとい
    特性:いたずらごころ
    持ち物:オボンのみ
    努力値:H252 B236 C4 D4 S12
    実数値:186-×-132-146-101-133
    技:10まんボルト、こわいかお、かいでんぱ、にらみつける

    HB:11n、無補正A252振りウーラオスのあんこくきょうだをオボン込みで2回耐え
    CD:余り
    S:無補正S4振り化身ボルトロス抜き

     サポート枠1。S操作、特殊アタッカーへの妨害、ザシアンやランドロスの火力補助を行う。まけんきの物理アタッカーだと相手が誤認しやすいのも優秀。
     
     
    水タイプへの打点である10まんボルト、S操作のこわいかお、カイオーガやレジエレキなどの特殊アタッカーへの妨害技であるかいでんぱは確定。残りの1枠はちょうはつも候補に挙がったがちょうはつは使う機会が乏しかったため、相手のポケモンを迅速に倒す手段としてにらみつけるを採用した。
     
     
    こわいかおやかいでんぱは相手に交代を誘導させることが多かったため、交代先をにらみつける+きょじゅうざんなどで大きな負担をかけることが出来た。

     現環境では、ダイジェットを使ってくるアタッカーが霊獣ランドロスや化身ボルトロスといった物理アタッカーが多いため、物理耐久を高めている。その結果、相手のダイジェットを2回以上耐えることが出来る試合が多かった。

  • ガオガエン

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    性格:いじっぱり
    特性:いかく
    持ち物:じゃくてんほけん
    努力値:H164 A220 B4 D12 S108
    実数値:191-179-111-×-112-94
    技:フレアドライブDDラリアットねこだまし、まもる

    H:16n-1、6n-1
    A:無補正H252、B4振りメタグロスをダイバーンで確1
    BD:ダウンロード対策でD>Bになるよう調整
    S:こわいかお1回でS185ザシアン抜き抜き抜き

     サポート枠と見せかけた物理アタッカー。バドレックスなどのエスパー、ゴーストタイプに対する打点が欲しかったのでAに多めに振り、安易に地面技などを使ってくるフシギバナなどに対してダイマックスして反撃するため、じゃくてんほけんを持たせた。
     
     メインウェポンのフレアドライブ、相手ポケモンの足止めに使えるねこだましは確定。悪技は相手のB上昇を無視できるDDラリアットを採用。この型のガオガエンは耐久面にやや不安があるため、最後の1枠はまもるを採用した。

     DDラリアットはにらみつけるのB下降を無視してしまうが、ダイマックスをすればB下降は反映されるため大した問題ではなかった。また、まもるを採用することによってトリルターンや相手ポケモンダイマックスターンを稼いだり相手のガオガエンすてゼリフやとんぼがえりで交代するのを阻止したりすることが出来たので、まもるを採用
    したのは正解だったと思う。

     上記のザシアンと同様、HやSは晴れザシアンを意識した調整を行っているが、Sに多めに振ったのはそれ以上に相手のガオガエンよりも先にねこだましを使えるようにするという狙いがある。

  • ランドロス(霊獣)

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    性格:ようき
    特性:いかく
    持ち物:いのちのたま
    努力値:H4 A252 S252
    実数値:165-197-110-×-100-157
    技:じしん、そらをとぶいわなだれ、まもる

    H:余り
    A:全振り
    S:全振り(最速カイオーガ抜き)

     一般枠の物理アタッカーその2。基本的にはこいつのダイジェットで全抜きを狙う。とつげきチョッキはまもるが使えなくなるのと相手のガオガエンや霊獣ランドロスなどにいかくを入れられると火力不足に陥るため不採用。いかくを一度入れられても十分な火力を出すことが出来るいのちのたまを持たせた。

     メインウェポンのじしん、全抜きを狙うためのダイジェットを使うためのそらをとぶ、まもるは確定。残りの1枠は相手の化身ボルトロスなどの飛行タイプへの打点、2体同時に攻撃が出来、追加効果も期待できるいわなだれを採用した。

     性格はより高い火力を出すためにいじっぱりにするか最速カイオーガを抜けるようきにするかで迷ったがいじっぱりだとS252振りにしてもダイジェット1回では最速ザシアンを抜くことが出来ないというデメリットがあったため、最終的にはようきを選択した。

     レジエレキなどの電気技を無効化出来る点、ダイジェットを高火力で使うことが出来る点、ガオガエンと合わせてグラードンや白バドレックスなどの物理アタッカーをいかくで妨害できる点など現環境でも霊獣ランドロスは非常に優秀なポケモンであると思う。

  • カプ・レヒレ

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    性格:ひかえめ
    特性:ミストメイカ
    持ち物:たべのこし
    努力値:H236 B4 C196 D4 S68
    実数値:175-×-136-154-151-114
    技:ムーンフォース、ねっとう、めいそう、まもる

    H:16n-1
    BD:余り
    C:11n
    S:ダイジェット1回で最速ウツロイド抜き

     水耐性のある特殊アタッカー。ザシアン、ガオガエン、オーロンゲを状態異常から守ることが出来る。場持ちを良くするためにたべのこしを持たせている。

     メインウェポンであるムーンフォースは確定。水技は追加効果が優秀なだくりゅうも選択肢に入るが、命中不安な点や素の威力が低いため、最終的には命中、威力共に安定したねっとうを採用した。めいそうはたべのこしと合わせて特殊アタッカーの比率が高い相手を詰ませるため、まもるは環境に多いレジエレキやゴリランダーなどの攻撃で出落ちになるのを防ぐために採用した。

     特に意識する相手がウーラオス以外思いつかなかったため、効率の良さを重視した調整を行っている。

     ザシアンとよく一緒にパーティーに入れられる水タイプのポケモンであるラプラスと違い、カイオーガやゴリランダーなどに一致抜群を取ることは出来ないが、場に出ただけで状態異常対策ができる点や環境に急増したオーロンゲに対して有利な点など、個人的にはラプラスよりも優秀なポケモンだと思う。

  • オーロンゲ

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    性格:しんちょう
    特性:いたずらごころ
    持ち物:ひかりのねんど
    努力値:H252 B140 D116
    実数値:202-140-103-×-121-80
    技:イカサマ、こわいかお、ひかりのかべ、リフレクター

    HB:無補正A252振りザシアンのきょじゅうざん+砂ダメージをリフレクター込みで最大乱数以外耐え
    HD:雨下のひかえめC252振りカイオーガのダイストリーム(威力150)をひかりのかべ込みで最大乱数以外耐え

     サポート枠その2。壁張りやS操作を行う。壁ターンを長くするためひかりのねんどを持たせた。

     ひかりのかべ、リフレクターは確定。残る2枠はS操作ができるこわいかおとバドレックスなどのエスパーやゴーストタイプへの打点がガオガエン以外にも欲しかったためイカサマを採用した。

     調整や技構成は有名な晴れザシアンの構築記事に書いてあったものを流用。ただし、その記事に書いてあったでんじははカプ・レヒレの特性と相性が悪いのと環境に多い霊獣ランドロス
    レジエレキなどに無効化されるため、その枠だけはこわいかおに変更した。

     一応追加効果が優秀なキョダイマックスの個体を採用しているが、ほとんどダイマックスを切らないのでそこまで意識する必要はないと思った。基本的には相手に黒馬バドレックスがいる時やボルトロスが出しづらい時の第2のサポート枠だがカイオーガなどの高火力特殊アタッカーに対してはボルトロスと同時選出をすることがある。

  • 選出パターン

 特に決まった選出パターンはないので予選で多かった選出を記載する。
  • パターン1
  先発 ザシアン+ボルトロス
       後発 ランドロスカプ・レヒレ
 基本選出。特にザシアン軸の相手にはこのパターンで行くことが多い。ザシアンで圧力をかけながら、ボルトロスで盤面を操作し、後発のランドロスダイマックスで一気に制圧するのが主な試合の流れ。
  • パターン2 

   先発 ボルトロス+オーロンゲ

        後発 ザシアン+ランドロス 

  主にカイオーガ軸の相手にはこのパターンでいくことが多い。ボルトロスとオーロンゲで盤面を整え、後発のランドロスとザシアンで全抜きを狙うのが主な流れ。先発のどちらか片方が倒れた場合は残った方でS操作を行い、先発が2体同時に倒れた場合はランドロスダイマックスさせ、ダイジェットで素早さを上げながら戦う。

  • パターン3
    先発 ザシアン+ガオガエン
 対白馬バドレックス軸。いかく、ねこだまし、みがわり、まもるを駆使してトリルターンを枯らしながら戦うのが主な流れ。白馬バドレックスと一緒に出てくることが多いミミッキュがよく使ってくるおにびにはカプ・レヒレのミストメイカーで対処する。
  • 結果と後書き

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    メインロムでは結果は振るわなかったがサブロムでは潜る直前に技構成や一部のポケモンの再調整を行ったことやマッチング運も良かったこともあってか、18勝1敗と自分でも驚くほど余裕をもって予選抜けを達成することが出来た。

     また、去年の日本一決定戦本選で上位プレイヤーに完膚なきまでに叩きのめされたので必ずリベンジを果たすと心に決めていたということもあって、周りよりもモチベーションが高かったということもあり、それが結果につながったのだと思う。この結果に満足せず今年の本選や来年以降の大会もさらに強いパーティーを作成し、より良い結果を出していこうと思う。

  • レンタルチーム

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